1日目
教習準備
初めての教習。
有給を取りウキウキで教習所へ向かい教習原簿がなんとかとか配車がなんとかを済ませて準備へ。
・プロテクター(体)
前後がわからん。
周りの人に聞いたら周りの人も初めてだった。仲間か。
パッと見前後の違いがわからないのでどっちでもええやろ精神で適当に着る。
・プロテクター(腕)
腕が細すぎてゴムがガバガバでずれてくるけど仕方なくつける。
・プロテクター(膝)
足が細すぎマジックテープがガバガバでずれてくるけど仕方なくつける。
・ゼッケン
教習の進行度合いで色が変わるらしい。
特定されたら嫌なのでピンクとしておこう。ピンクゼッケンを着る。
・メット
くせえ!汗!くせえ!おいてあったファブリーズをかけまくる。
教習開始(1時限目)
まず軽く体操をした。大事だよね。
そのあと免許証を出せと言われる。は?聞いてないけど?控室に取りに戻る。
※後日優しい教官が理由を教えてくれた。
教習期間中に違反とか起こして免停とかなってると卒業しても免許交付(追記?)できないから毎回教習所で見るようにしてるんだって。へえ。
そしていよいよバイクに触る。でけぇ~~~
車体を垂直にしてサイドスタンドを払って後ろに下がってきてと言われたのでやってみる。
・・・まず車体を垂直にできない。ハンドル重くね?
気合で垂直にして後ろに下がり始める。重くね?秒間1cmで後退する。
一緒に受ける始めての高校生2人(教習前にちょっと話をした)は余裕で下がれてる。若いってすげえ。
「じゃあちょっとハンドル左に切って曲がってきて~」
転んだ(今季初)
転んだというより何もしてないのにバイクが倒れてきた(?)
「ちょうどいいから引き起こしの練習しよっか」
出た!噂に聞いた引き起こし。筋力に自身はないがインターネッツで調べたコツがあればいけるやろ!
・・・1ミリも動かない。
3分くらいかけて教官にあれこれ言われながらサポートしてもらいつつやっとおこす。
既に腕と腰が辛い。
バイクにまたがれと言われる。インターネッツの知識だと取り回しとかやるって聞いたけど?
勢いよく上げた右足が吊りかけるがなんとかシートに座る。おぉ~これがバイクちゃんですか。
キーをONにしてクラッチとブレーキをかけながらエンジンをかける。
クラッチとブレーキ握り続けるの結構握力いるなこれ大丈夫か(結局大丈夫じゃなかった)
ぶおーん。おぉ~これがバイクちゃんですか。
「じゃあ動いてみよっか。ギアをローギアにしてみて」
え?いきなり動かすの?インターネッツの知識じゃ(略)
ガチャンと左足をカッコよく動かしローギアに入れる。
「じゃーブレーキ離して少しずつクラッチ離して~」
転んだ(今季二度目)
クラッチを離しすぎて思ったより速度が出てパニックになった。
スキーの要領で危なくなったら転べと言われた気がしたので転んだ(ブレーキかけろよ)
先頭だったので恥ずかしいよぅ…と思いつつまたサポートしてもらいながら引き起こす。
クラッチを少し離してトロトロと足を付きながらコースを一周する。
「じゃあ次はクラッチ全部離して足も上げみよっか」
転んだ(今季三度目)
後の時間はお察しの通り引き起こしては発進転ぶ引き起こしては発進転ぶを繰り返していた。
一方高校生2人は何食わぬ顔でコースをぐるぐる周回していた。
僕は悲しみに包まれながら初めての教習を終えたのであった・・・。